――――――――――――――――――――――――
★ COUNT【Ⅶ】
――――――――――――
「リノアは、本当にサイファーが好きだよな」
「え~!スコールこそサイファーが好きじゃない」
「…………」
「…………」
「お互い様か」
「そうだねぇ」
「俺は、サイファーが傍にいない事が想像つかない」
「想像つかなくて、捕まえに行っちゃったもんね。スコール」
「そうだな。すぐに捕まえられてよかった」
「スコールとサイファー、ずっと一緒だったんだもんね」
「そうだな」
「んふふ、私ね。スコールと初めて会った時に、どこかサイファーに似てるって思ったんだよ」
「……似てるか?」
「見た目は似てないよ~!ただ、こう、雰囲気?独特の空気っていうのかな?そこが似てる」
「(初めて言われた)」
「んふふ。スコールとサイファーが一緒だとね、この二人は同じなんだな~って思うの。二人で一人?なんだろうな。元々一つだったのが二つになってるような感じ?」
「……双子って事か?」
「おっ?近いかも~!それそれ!双子っぽい!」
「年の差があるのにか?」
「じゃぁ、年子の双子だ!」
「(……凄い勢いで矛盾してる言葉ができたな)」
「私はね。最初に私の本気を認めてくれたのが、サイファーなんだ」
「そうなのか」
「うん。世間知らずだった。全然だめだめだった」
「……」
「でも、傍で見て、触れて、お話して、涙を見て、本気で思ったの」
「……」
「本気で、本当に、ティンバー独立を目指して、私も皆と一緒に戦いたいと思ったの」
「そうか」
「そうだよ。それを最初に認めてくれたのが、サイファーだった」
「……うん」
「本当に嬉しかった。森のフクロウの仲間の中でも、私の事を疑う人がいる中で、あっさりと私の本気を認めてくれたのが、本当に嬉しかった」
「(……わかる。サイファーはそういうことを平然とする)」
「嬉しかったんだよ、スコール」
「ああ」
「だから、サイファーの事が大好き。お兄ちゃん見たい」
「(……あいつが、兄?)」
「夢のようなことでも、冗談みたいだと笑われるようなことでも、本気で思って願う事を、サイファーは絶対に馬鹿にしない」
「そうだな。いつだってサイファーは本気だからな」
「うん。そこが好きなの」
「じゃぁ俺達は、どちらもサイファーが好きって事で」
「そうだね~。似た者同士。お兄ちゃん好きって事で!」
「あいつを兄だと思った事はないけどな」
「またまた~~~。照れちゃって」
「照れてない」
「んふふ、か~~わい~い~~!」
「可愛くない」
「そうだね。スコールはかっこいいよ」
「……はぁ」
「えへへ」
「大好きだよ、スコール」
「俺も、好きだよ」

※コメントは最大500文字、5回まで送信できます